画面ごしのオンライン会議や打ち合わせ。
コロナ禍、オンライン会議でカメラオンにしたところ、急にリビングの様子が写って大慌て。
数年前のことなのに、もうかなり昔のように感じます。
オンライン会議急増でインターネット回線が不安定になり、オンライン会議ではカメラオフの機会も。
そんな時こそ、意識してほしいこと。
相手の様子や心の声に思いを馳せながら、「聴く」こと。
今日は良質な&良好な信頼関係を築くためにもぜひ知っていただきたい。
オンラインでもコミュニケーション上手になっていただきたい!
そんな想いで綴ります。
「聴く」と「聞く」の違い
漢字を見れば違いはよくわかります。
「聴」
耳と目と心できく。
集中して、深く注意して音だけでなく、その奥にある心の音をきく。
特に感情をしっかり受け止めて。
「聞」
耳で音をきく。
雑多な音の中から、意識レベルをややあげてきく。
大きな違いがあることは一目瞭然。
聴くモードでのコミュニケーションこそ、信頼関係構築しやすいのは間違いありません。
日常、どちらのモードできいていますか?
「ねぇ、ねぇお母さん、今日学校でね、、、」
夕飯を作りながらお母さんが子どもの話をきくのは、ほとんどが「聞く」モード。
「実は最近眠れずに、頭も回らずに気分の落ち込みがひどくて、、、」
というようなご相談や悩みをきくのは「聴く」モード。
前者の場合であっても、手を止めて子どもの目の位置におりて、向かいあって、話をきくモードになれば「聴く」モードに変わります。
もし、自分が後者のメンタルのお悩みの相談者なら、どうでしょう?
何が他のことをやりながら、顔も見ずに「聞く」モードや聞いているフリだと、二度と相談したくないし、下手すると人間不信が高まり、症状悪化につながる可能性もある。
それくらい、「きく」というのはコミュニケーションにおいて重要な役割。
気をつけないといけないですよね。
我が家はもう子どもたちが大人になりましたが、自分の子育てを振り返るとほとんど聞いていなかったかも。
子どもたち、申し訳ない(ほんとごめん)
オンラインでの注意点
対面の場合は、表情、仕草、息遣い、身振り手振り、声の大きさやスピードなどにより、見立てができます。
見た瞬間に「アレ?」と感じることができます。
しかし、オンラインでカメラオフだと声のトーンくらいしかわからない。
非言語が伝わってこないのです。
声はいつもの通りだけれど、違いに気づきにくい。
オンラインこそ、目に見えてこない非言語に思いを馳せながらいつも以上に「聴く」モードが必要。
今日はどんな気分なのだろう?
仕事立て込んでそうだから、疲れているかも。
○○ができたこと喜んでいたな。
お子さんの学校生活は落ち着いてきたのかな
目の前の事象だけでなく、その人の背景や出来事を思い返してみたり、想像したりすると、
「もしかしたら、○○かもしれない」
と見立てができます。
オンラインだからこそ、話始めには何気ないフリートークの中に「聴くモード→傾聴」を取り入れてください。
見えない非言語や感情が見えやすくなります。
私はスキルがどうこうというのはあまり好きではありません。
今日一番伝えたいことは、
相手のこと尊重するからこそ、知りたくなる。
だから「傾聴」する
これが一番大切。
画面には見えてこない心の音、心の声に想いを馳せて「聴く」
ぜひ、これを意識してみてください。
良好、良質なコミュニケーションは人間関係だけでなく、自分自身の心も豊かにしてくれるから。
「聞く」モードが多い人。
悪いわけではありません。でも「聴く」モードがおススメです。
「人が本当に聞いてくれたと感じると、その瞬間に心が開かれる。
カール・ロジャース
傾聴は難しいと言われるけれど、何事も練習、練習!
やり方わからないわという方はぜひこちらご参加くださいね。
コツコツがピカピカに変わるので、まず「聴く」意識からはじめてみましょう。
今日はここまで。
今日もしなやかにお過ごしください。
今日のひとこと
「聴き方」次第で信頼関係が変わる