セカンドアクトライフ&キャリアの
岡本です!
「傾聴」ってとにかく
相手の話を聴けばいいんでしょ。
これは「傾聴」といえず・・・。
面談や1on1で「傾聴」をする理由は?
何のために「傾聴」をするのか?
まずここをしっかり理解し、
落とし込んでいただきたい・・・
そんな想いで綴ります。
セカンドアクトライフ&キャリアの
岡本とは・・・
スベりがちな管理職・リーダー、先生、親御さんの
「傾聴力」を高める、
「20分集中の傾聴コーチングメソッド」
や
色彩心理学を通じて
就活・転職・昇格・副業など
お一人それぞれのキャリアのご相談&伴走
社内の人財育成や研修サポート
などのプログラムで、
ライフワーク&キャリアに
「自信と笑顔」を!
をビジョンに掲げる
キャリア&ライフプロモーターです。
「傾聴」は聴くだけではない
「傾聴」のことをお話すると
「どれくらい聞けばいいのですか?」
「自分は話してはいけないのですか?」
という質問をよくいただきます。
一般的に回答としては
相手が気づきを得られたり、
思考を深めたりできるように
質問をしながら、
「相手8割、自分2割」くらい
と答えますが、この通りに
「傾聴」をしたとして
初回から
上手くいくケースって
五分五分
じゃないかなと思います。
聴けばいいというものではないから。
相談する側の方は、
何かしらお悩みがあり
それをどうしていいのか
わからないから
ずっと悩んだり、迷っておられる。
そして勇気を出して
相談に来られるんですよ。
そのお相手がずっと悩んでいる
背景や想い
どのようになればハッピーだと
イメージしているのか
また、その悩みに係る人々のこと
環境のこと、時間軸のこと、
乗り越えないといけない課題など
山のように大きな高い壁があるはず。
それを8割お聴きしたら
すっきり解決!
なんてそう簡単なものでは
ありません。
悩みの内容や深さにもよりますが
1回ですべて解決!
そうあるのが理想ですが
なかなか難しいと思います。
「傾聴」を通じての最終のゴールは
何でしょうか?
また、
主役はいったい誰なんでしょうか?
私は「傾聴」をするゴールは
ここにあるとして
いつも「傾聴」するようにしています。
その方の人生はその人自身のものであり、
私が決めるものではありません。
ただ、自分で決められない迷いや
悩み、障壁があるから
困っていらっしゃる。
相談者の方が、
自分では見えていない、気づいていない
心の奥にある声や想いを
まずは表にだしてもらうために
質問をする。
その回答をご自身でお話いただくと
自分で話した言葉を自分で聴き、
「あれ、私ってこんなことを考えていたのね」
「この感情があるから嫌だったんだ」
「自分はこんな強みがあるのかも」
などと自分一人では気づかない(気づけない)
思考や感情がフツフツと湧き出てきやすくなる。
コーチングでいう「オートクライン」効果ですね。
〇自己認識と自己評価:
自分自身の行動や感情、思考を客観的に認識し、評価すること。
〇自己内対話:
自己内対話を通じて、自分の目標や課題、感情を整理すること。内省を促し、自分自身の行動や思考のパターンを理解する助けになる。
〇セルフモニタリング:
自分の現状や進捗、成果を定点でモニタリング、自己評価すること。
何分傾聴して、
何分自分がしゃべったら
はいスッキリ!
こうなればいいのですが
お相手にあわせて
「傾聴」の方法を
見つけながらすすめていく。
自分の経験をおしつけたり
自分のフィルターで相手を
理解したり、判断するのは
NG。
最後は、お相手が
「よし、これでやれそう」
「この方法でやりたい」
「これにチャレンジします」
と笑顔で言えるかどうか。
その声を引き出すために
様々な「傾聴」スキルを使う
のですね。
ササっと答えを導き出せる人もいれば
ずっと自分の悩みのループから抜け出せず
質問してもなかなか答えがでてこない人も
たくさんいらっしゃいます。
一人ひとり違う
その時々で、違う
なので、これがパターンですというのは
ないということ。
だからこそ
「傾聴」の経験を積みながら
自分のスキルの引き出しを
増やすことはもちろんですが、
自分が「傾聴」されてみる
これをおすすめします。
自分が相談者になったときの
気持ちや感情
自己内対話がどのようにすすむか
など
相手の気持ちに立ちながら
傾聴スキルを確認することも
必要だから。
私も定期的に
「傾聴」してもらうのですが、
頭で考えていることと
実際に話していることが
違うことがあります。
また、
言葉にしたときに、頭で考えていた
順番とは違うことがあります。
自分の中での優先順位が
実は違っていた
と気づける瞬間。
1on1や面談をされる中で
「傾聴」スキルを高めたい方は
ぜひ、定期的にご自身が
「傾聴」してもらい、
相談者が笑顔になる
「傾聴」スキルを高めていきましょう。
「共感とは、他者の目で見、他者の耳で聞き、他者の心で感じることである。」
アルフレッド・アドラー
今日はここまで。
今日もしなやかにお過ごしください。
今日の一言
「傾聴」上手への近道は、「傾聴」をしてもらうこと。