セカンドアクトL&Cの
岡本です!

言い訳は悪なのか?
一概にそう言い切れず
あえて言い訳をしてみて
その背景をじっくり内省する。

そこから改善や未来の一歩が
見えてくる。
自己防衛ばかりせず、
未来への小さな一歩を踏み出してほしい。


そんな思いで綴ります。


セカンドアクト ライフ&キヤリアの岡本は・・・

ライフ&キャリアに
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管理職、リーダー初心者、ワーママ
ミドルシニア世代などのライフ&キャリアや
就活、転職、副業を応援しています。

「言い訳」は全て悪なのか?

言い訳をしてはいけない。

多くの皆さんは、
小さいころからこの教えを
守っていますよね。

私もそうしてきましたし、
娘たちにもそう教えてきました。

ただ、人財育成の仕事や
ストレスケアの仕事をする中で

「それがすべて正であるのか?」

これを考えることが多くなり、
今では、

「言い訳をしてもよい時がある」

と私は相談者の方にお伝えしています。

【言い訳が発生するときの根拠】

言い訳の根拠には以下のような要素が考えられます。

  1. 状況的要因:言い訳をする理由が特定の状況や環境によるものである場合があります。たとえば、天候や交通の影響で遅刻した場合、それが言い訳の根拠となります。
  2. 能力やリソースの制限:個人の能力や使用可能なリソースに限界がある場合、特定のタスクが完了できなかったり、期待に応えられなかったりすることが言い訳の理由となります。たとえば、必要なツールやサポートがなかったために業務が遅れた場合などです。
  3. 予期しない出来事:急な病気や家族の緊急事態など、予測不可能な出来事が発生した場合、それが言い訳の根拠となることがあります。
  4. コミュニケーションの不備:情報が適切に伝達されなかったり、誤解が生じたりした場合、それが言い訳として使われることがあります。たとえば、期限の変更が知らされていなかったために仕事が遅れた場合などです。
  5. 優先順位の変更:他の緊急のタスクやプロジェクトが優先されたために、元々の計画が遅れたり変更されたりする場合があります。これも言い訳の根拠となり得ます。

どうですか?
確かに「まあこれなら仕方ないね」
といえることもありますね。

ただ、正当化できるとしても
大事なのは「伝え方」や「姿勢」

これが相手の感情を逆なでするような
ものであれば、
いくら正当化したとて、
「言い訳」でしかなく
関係性は悪化するでしょう。

続いて、言い訳をするときの
心理状態について考えてみましょう。

人が言い訳をする理由やその際の心理状態には以下のような側面があります。

  1. 防衛メカニズム:言い訳は、自己防衛の一形態。人は自分の失敗や過ちを認めることが不快であり、自己評価や他者からの評価が低下するのを避けるために、言い訳を用いることがあります。自尊心を守り、自己イメージを維持するための手段といえます。
  2. 恐怖と不安:失敗や批判に対する恐怖が、言い訳を引き起こすことがあります。人は他者からの非難や評価の低下を恐れ、その結果として、責任を回避したり、他の要因に責任を転嫁しようとする心理が働くことがあります。
  3. 自己正当化:自分の行動や決定を正当化したいという心理が働くこともあります。人は自身の行動に対して一貫性を持たせたいと考えるため、言い訳を通じて、自分の行動が理にかなっていると説明しようとします。
  4. 社会的プレッシャー:他者からの期待や圧力が高い場合、言い訳を用いることでそのプレッシャーを緩和しようとすることがあります。例えば、上司や同僚からの高い期待に応えられない場合、その理由を説明するために言い訳をすることがあります。
  5. 責任の回避:失敗や問題の責任を回避するために、他者や環境のせいにすることがあります。これにより、自己の過ちを認めずに済むため、心理的な負担を軽減することができます。
  6. 習慣:言い訳をすることが習慣化している場合もあります。小さな頃から親や教師に対して言い訳をすることで困難を回避してきた経験があると、無意識に言い訳をする傾向が強まることがあります。

言い訳をする心理状態は、個人の過去の経験や現在の状況に深く関連しています

なんどかこのブログでも
自己防衛機能の話はしてきましたが、
上記1のような自己防衛機能は
必ず多かれ少なかれ発生して
しまいます。

人間ですから・・・。

じゃあ、言い訳ばかりしてよいの?

それは違いますよね。
私が、ご相談者様に伝える
「言い訳をしてよい時がある」

というのは、
周り人に対してではなく、

自分に対してまずは言い訳を
してみることから始めてみても
よい

ということなんです。

ジャーナリングという
書く瞑想方法があります。

【ジャーナリング】
ノートに自分の今の感情を
10分、もしくは15分ひたすら
書き出すというもの。

そこには感じたままの感情を
書き出してOK。

気分が良い時や落ち着いているときは
何気ないつぶやき、基本的な欲求のワード
(眠い、お腹がすいたなど)がでやすく、

落ち込んでいるとき、悲しい時
イライラするとき、どうしようもない
負の気持ちを抱いているときは

苦しい、悲しい、腹が立つ
許せない、もう嫌だ、泣きたい・・・

などなどネガティブワードの
オンパレードです。

とにかくひたすら「今の感情」
をノートに書き続ける。

そして10分たったら、ペンを置き
そのノートを眺めてみます。

いろいろな気づきが生まれますよ。

超ハッピーモードのときは
♡がついていたり、
カラフルな色使いになっていたり。

一方でマイナス感情にどっぷり
はまっているときは
そのネガティブワードを観て
さらに落ち込むときもあるし、
「もう、そこから抜け出したい」
と心が叫ぶときがあります。

今日のブログの冒頭でお話した
「言い訳をしてもよい時がある」

今、この苦しさから抜け出したい
言い訳する自分から脱却したい

そんなときは、まずジャーナリングで
自分と向き合い、思いっきり
言い訳三昧してみるんです。

自分に対して存分に言い訳した後、
ノートに書いた言い訳をみながら

「この言い訳は本心なのか?」
「この中から一つでも言い訳をせずに済むにはどうすればいいのだろう?」

これを内省してみて、
自己防衛ばかりしている自分から
脱却するためのアクションプランを
考えてまず小さな一歩を踏み出してみる。

この小さな一歩が大事。

言い訳しそうになった自分がいることを
受け止める。
これも小さな一歩。

「ごめんなさい」「すみません」
とこの一言だけ心から言ってみる。
これは大きな一歩。

その小さな一歩を積み重ねて
いくうちに、「言い訳したい」自分の頑丈な鎧を
少しずつ脱いでいくことができるようになるから。

逆に、
管理職側や指導をする方は、
部下のその「言い訳」の奥にある
「心の声」「言い訳をする背景や事情」を
しっかり傾聴する必要があります。

ほとんどの場合、
発生した事象(トラブル、遅刻、間違いなど)
だけに着目して、そこを指導することが
多いのですが、根本的な解決をするには
事象だけではなく、その人に起因する
経験や事情、背景、心の声をしっかり
傾聴することで、本当の意味での
再発防止策がみえてきます。

大事なのは、表面的なところの
指導ではなく、
個人別の未来改善へのアプローチ。

言い訳を言うのも、聴くのも
気持ちがよいものではないけれど、
そのようなシチュエーションの場合、

「言い訳をしてもよい時がある」

これを思い出して、
双方にとってプラスにつながる
解決策を見いだせたらいいですね。

「成功とは、失敗を重ねても情熱を失わずにいられることだ。」

ウィンストン・チャーチル

今日はここまで。
今日もしなやかにお過ごしください。

「言い訳」を客観視してみることで、未来へ一歩踏み出せる

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