セカンドアクトL&Cの
岡本です!
会社などでは上半期人事評価を
する季節がやってきます。
せっかく慣れてきた新入社員から
いきなり「退職希望」。
何が原因?
管理職の悩みは尽きません。
Z世代の特徴を理解し、
早めのケア。
新入社員も管理職も
自信を積み重ねて笑顔で
チーム力を高めていただきたい!
そんな思いで綴ります。
セカンドアクト ライフ&キヤリアの岡本は・・・
ライフ&キャリアに
「自信と笑顔」を!
をビジョンに掲げ
・20分で笑顔を引き出す傾聴コーチング講座
・就活・転職・昇格・副業などのキャリアコーチング
・色彩心理&傾聴カウンセリング
・社内の人財育成&研修サポート
などのプログラムを通じて
管理職、リーダー初心者、ワーママ
ミドルシニア世代などのライフ&キャリアや
就活、転職、副業を応援しています。
優秀な新入社員の急な退職、その理由は?
4月が期首の会社では
9月が上半期の終了時期。
多くの会社で
成果に対する業績評価や
個人に対する人事評価が
行われる時期でもあります。
新入社員にとっては
はじめての「評価」。
自分がどんな観点で
どのように評価されるのか
ドキドキです。
会社の評価制度に基づき
客観的であり
双方合意できる
評価であればよいけれど、
評価が終わったあと
いきなり・・・・
会社、辞めます
こんなことになることがあります。
上司は、
今年の新人さんはやる気があり、
飲み込みも早いから頼もしいわ!
とプラス評価だったのに・・・。
なぜ、
こんなことが起こるでしょうか。
理由は様々あると思いますが、
よくできる新入社員と
手がかかる新入社員がいるとしましょう。
どちらの新入社員の育成に時間をかけますか?
また、どんな声かけをしていたでしょうか?
おそらく多くの場合、
手のかかる新入社員に
手をかけ、目をかけ、
時間をかけて
育成されていると思います。
早く独り立ちできるように
手取り、足取り
教えないといけないためです。
一方で、よくできる
新入社員に対しては、
「自分でできるだろう」という思い込み
これがあるために、
具体的な育成や声かけをせずに、
いる場合が多いんです。
そうすると、
・OJTってないの?
・自分は放っておかれてる?
・上司や先輩が大変そう。今後こうなる?
・この会社でキャリアアップできる?
・全然楽しくない
・そもそもこの仕事にやりがいを持てない
このように新入社員は悩みはじめ、
転職サイトを検索しはじめます。
上司である管理職の皆さんや
育成担当の社員の皆さんは
自分の仕事がある中での
新人育成なので、
仕事をオンされているため、
自分の貴重な時間すべてを
費やすことが難しい。
ですが、指示するだけで、
心理的フォローができていないと
新入社員の心が
どんどん離れていきます。
最近の管理職は
ほとんどがプレイングマネージャー。
時間なく大変なので
よくできる社員に対しては
育成やコミュニケーションにかける
時間がかなり少ない。
ここがも問題。
特に新入社員は
自分で自信をつけて仕事が
できるまでは、
心理的安全のために、
コミュニケーションを密にとることが
重要なんですね。
せっかくコストと時間をかけて
採用した将来の会社を支えてもらいたい
新入社員が、
半年で退職・・・・
これは避けたいはず。
せっかく夢と希望に満ち溢れて
入社した新入社員の皆さんにとっても
Goodとは言い切れません。
もちろん、ブラック企業で
「これでは心身ともにまずい」
という場合は別ですが。
入社半年で辞める新入社員の心理状態。
これを上司である管理職の皆さんは
常にそこを観ておく必要があるんです。
1. 仕事のミスマッチ
新入社員は、入社前に期待していた仕事の内容や環境が実際とは異なると感じた場合、大きなストレスを感じます。企業が提示する仕事内容や企業文化と、自分が想像していたものとのギャップに戸惑い、「自分には合わない」と感じて辞めるケースが多いです。
2. 上司や同僚との人間関係の不安
入社後の人間関係は、職場での満足度や離職の大きな要因です。
特に、新入社員は職場でのサポートを期待していますが、孤立感や上司・同僚との摩擦が生じると、早期に離職を考えることが少なくありません。上司との関係がうまくいかない、指導が厳しすぎる、または逆にサポートが不足している場合、ストレスがたまり辞職につながります。
3. キャリアや成長の不安
Z世代に多い特徴として、早期に自己成長やキャリアの方向性を重視する傾向があります。入社してから半年で「自分がこの職場で成長できるか」「キャリアの見通しが見えない」と感じると、別の機会を探し始めることがあります。成長の機会が不足している、あるいは昇進の見込みが薄いと感じた場合、早期離職の決断をすることが多いです。
4. 働き方の問題(ワークライフバランス)
現代の新入社員は、特にワークライフバランスを重視しています。長時間労働や、仕事とプライベートの時間がうまく分けられない職場では、心身ともに疲弊しやすくなります。入社後の過剰な労働や過度なプレッシャーを感じ、体調を崩すことや、生活のバランスが取れないことから退職を決断するケースがあります。
5. 将来に対する不安や焦り
新入社員の中には、将来のキャリアについて深刻に考える人が多いです。
半年という短期間でも、今の仕事が自分の将来の目標に合致しているのか、不安を抱えることがあります。「このままここにいていいのか」と感じ、早期に次のキャリアステップを検討する人もいます。
6. 自己適性への疑問
入社後に、自分がその業界や職種に適していないと感じる新入社員も少なくありません。自分の能力やスキルが十分に発揮できていない、または仕事に対する情熱が湧かないと感じると、自己適性に疑問を抱き、別の道を探すことがあります。
7. 転職市場の活発さ
近年は転職市場が活発で、新卒社員でも短期間で別の企業に転職することが普通になりつつあります。
そのため、「他にもっと良い条件の仕事があるかもしれない」という考えが常に頭の中にあり、より良い環境や条件を求めて早期に転職を決断することもあります。
一生懸命仕事をしているから
・会社に忠誠心がある
・やる気に満ちている
・今の仕事に満足している
と思い込んで評価面談に
挑んだら、
新入社員の心の声に気づかず
上司が自分の主観を押し付けたり
アドバイスをしてしまう。
これが、引き金となって
会社、辞めます
Z世代が主流の新入社員。
辞めることに抵抗はありません。
最悪の場合、
ある日突然会社にこなくなり、
退職代行会社から連絡が・・・。
ということも。
すべてが管理職の責任ではないし、
新入社員側の課題もあるでしょう。
しかし、そうなるまでに
新入社員の様子を
観ていたのか?
見えない心の奥の声を
聴いていたか?
これは新入社員には限りません。
部下全員に対して
日常から「観る」「聴く」を
意識して優先度高く、実践していたら
急な退職や休職の発生頻度は
かなり下がると思います。
日常のコミュニケションや1on1
面談時には、
やはり「傾聴」。
「傾聴」は聴く側が方向付けを
するのではなく、
話を引き出しながら
相談者自身が内省を深め
気づきを得て、
自律的に方策を見出す手助けを
するためのツールです。
新入社員であっても
自分で選んだ仕事を通じて
やりがい
手ごたえ
自己効力感
これらの小さな成功体験を積み重ねて
自信がもてるようになります。
それをサポートするのが
上司であり、先輩社員。
誰しも新入社員の時代があり、
自分が育成されてきた経験をもとに
同じことをしがちですが、
今は令和。
入社してくる新入社員は
平成生まれであり、Z世代。
自分とは価値観、仕事観が
違うということを
お忘れなく。
「人は、教育を通じて教えられるのではなく、その人の個性を引き出されて育つ。」
カール・グスタフ・ユング
今日はここまで。
今日もしなやかにお過ごしください。
今日の一言
新入社員の育成は通常より「観て」「聴いて」笑顔を引き出す