セカンドアクトの岡本です。

昨日は第26回キャリアコンサルタント試験の学科試験と論述試験がありました。

キャリアコンサルタントは名称独占の国家資格。
読んで字のごとくですが、キャリア自体のイメージが人それぞれなので、若干わかりにくいし、認知度が非常に低い。

一生懸命勉強して取得したキャリアコンサルタントの認知を高め、ご自身のキャリアアップにぜひキャリアコンサルタントを活用してほしい。

そんな想いで綴ります。

そもそもキャリアって?

キャリアとは、どんなイメージがありますか?

この質問を講座の前などにするのですが、

「会社での昇進や昇格のことでしょうか」
「これからの仕事をどうしていくかの道筋かな」
「詳しく考えたことありません」

このようなお答えを多くお聞きします。

確かに、キャリアって目に見えるモノでもないし、学校で詳しく教えてもらうわけでもない。

仕事では、「キャリアアッププログラム」や「キャリア相談」というような言葉は聞くけれど、詳しく聞かないので、なんとなくしかわからないのが現状だと思います。

キャリア」とは、過去から将来の長期にわたる職務経験やこれに伴う計画的な能力開発の連鎖を指すものです。「職業生涯」や「職務経歴」などと訳されます。(厚生労働省)

厚生労働省はこのように定義しています。

ちなみにキャリアという用語は、英語(career)に由来するもの。
ラテン語における車輪のついた乗物(carrus)向けの車道(carraria)が語源で、比喩的に職業や人生の経路,経歴なども意味するようになりました。

単純に未来だけを描くのがキャリアではなく、幼少期から続く人生の中ずっと続くものであり、自分の経験や職歴すべてがキャリアということです。

単に表面上のスキルだけに目を向けるのでなく、

「一人ひとり、それぞれにふさわしい成長や自己実現が伴う」

これが自分らしいキャリアの歩み方であり、私はここが一番大事だと思っています。


キャリアコンサルタントって何をする人?

今、キャリアコンサルタントに登録している人は、74,612人(2024年5月末現在)

2016年に職業能力開発促進法に規定されて国家資格になり、多くの人がキャリアコンサルタントとして活躍されています。

「キャリアコンサルティング」とは、労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うことをいいます。
(平成27年9月改正:職業能力開発促進法 第二条第5項)

簡単にいえば、

「一人ひとりのキャリアを個人別に考える良き伴走者」。

よりよい働き方、よりよい人生、よりよい社会を実現するために、「キャリア」の視点から相談に応じ、助言及び指導を行うことがお仕事です。

ハローワークや人材派遣会社、大学のキャリアセンターなどにいらっしゃるケースもあれば、会社や組織の中で組織の活性化、人財育成に向けてご活躍されているケースなど様々です。

一人ひとりのお話をしっかり傾聴し、

相談者の方が自分で納得して前に進むための様々な支援をします。

仕事のお悩み
先のキャリアに対する焦燥感
家庭と仕事の両立の迷い
副業や転職への迷い
定年後の働き方の不安
漠然とした悩み

10人いれば、10人ご相談、お悩みは違います。

ですから、すべて個人別のオーダーメイド。
そのために、しっかり「傾聴」しなければ、ご相談者が描く未来の道筋を見誤る危険があります。

お悩みは本当に様々ですが、キャリアコンサルタントがすべて解決できるわけではないので、自分の専門外のことがあれば、専門家にご協力を仰いだり、ご一緒に解決に向けた支援をご依頼する場合があります。

お悩みの方は、なんとか「今のこの状況から脱却したい」と強く願っていらっしゃいますから、なんとか伴走して次の一歩をご自身で歩めるような支援をすることを大切にしています。

自分理解や仕事理解が足りていない
具体的に中長期の未来が描けていない
情報収集が必要
事実をもとに思い込みを解消する必要がある
コミュニケーションが必要

お話を伺いながら、何がご相談者の解決に向けて必要なのか?
見立てをたて、ご一緒に考えながらすすめていくのがキャリアコンサルティング。

キャリアコンサルタントが方向性を決めたり、レールを敷いたりすることはありません

最終決めるのはご相談者。
ご自身の未来であり、ご自身のキャリアですから。

日本人は真面目で、奥ゆかしいので自分の悩みをあまり表に出さない傾向がありますね。

でも、悩んでいる時間、もったいなくないですか?
自分のことが一番わかりにくいですし、専門家に壁打ちしてもらったり、気づいていない自分の心の奥の声を引き出してもらうだけで、心が軽くなったり、アクションプランが見えてきます。

ちなみに、キャリアコンサルタントを受けた人が役になった内容は以下の通り。

厚生労働省キャリアコンサルティングの活用・効果より

90%以上の方が役になったと言われています。

日本には約76,000名のキャリアコンサルタントがいるので、ぜひキャリアでちょっとモヤモヤしたり悩んだときは、キャリアコンサルタントにご相談いただきたいと思います。

「成功の秘訣は、常に次の機会を探し続けることだ。」

コンラッド・ヒルトン

セカンドアクトでも完全個別のオーダーメイドでお悩み、ご相談に心を込めて伴走します!

今日はここまで。
今日もしなやかにお過ごしください。

今日のひとこと

仕事やキャリアの悩みやご相談は専門家であるキャリアコンサルタントを活用しよう

傾聴コーチング講座のお申込みはこちら

傾聴コーチング講座     

個人向けキャリアプログラム

企業向け人財育成プログラム

お問い合わせはこちらhttps://second-act-career.com/contact/